感覚をバグらせろ

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解離性障害という病との付き合い方を知りたい話

こんにちは。年末年始に食べられまくるカニです。美味しかったですか?冗談です。

それはさておき、あけましておめでとうございます。今年もなんとか生きようと思っている次第です。

 

 

さて、今回は表題にあります通り、解離性障害との付き合い方について、現時点での考えをまとめておきたいと思います。

 

 

まず、「解離性障害」とはなんなのでしょうか?ググって一番最初に出てきたサイトからすこし引用させて頂きました。私も詳しい事までは知りませんが、一口に解離性障害と言っても個々人によって様々な症状があるようです。

私たちの記憶や意識、知覚やアイデンティティ(自我同一性)は本来一つにまとまっています。解離とは、これらの感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。かつては「ヒステリー」と称されていましたが、現在では用いられなくなりました。代表的な分類とその特有の症状には、「混迷」「健忘」「遁走」「離人症」「多重人格(同一性障害)」があります。症状の発現様式、重症度、持続期間はさまざまで、健常者にあらわれることもあります(正常解離)。こうした症状が深刻で、日常の生活に深刻な障害をきたす場合を解離性障害と呼びます。

www.byouin.metro.tokyo.lg.jp


 

私は幼い頃から離人症の気がかなり強く、診断を下された際にも解離性健忘や離人症の部分を指摘されました。医者に「普通の人は心が一つなんですよ」なんて言われた時は大変驚かされました。未だにその感覚がつかめないのですが、本当ですか?

 

 

閑話休題、医者からそのような病気であると診断されたのち、数ヶ月は特に日常生活に支障をきたすような事はなかった(はず)なのですが、ある出来事を境に解離性同一性障害のような部分が出てきました。

いわゆる多重人格と言われているアレですね。こちらからもググったサイトから一部引用させて頂きます。

解離性同一症(解離性同一性障害とも呼ばれます)は、かつては多重人格障害と呼ばれていた精神障害で、複数の人格が同一人物の中にコントロールされた状態で交代して現れるものです。また、日々の出来事や重要な個人情報、トラウマになった出来事(外傷的出来事)やストレスになる出来事など、通常なら容易に思い出せるはずの情報を思い出すことができません。

www.msdmanuals.com

 

 

なぜこのような自体になったのか?正直よくわかりません。症状が酷くなった出来事とは何なのか?正直よくわかりません。記憶の底を掘り返せば思い出せるには思い出せますが、なにせ私はその一連の事件の「当事者」ではないからです。

では一体私は誰なのか。考えた結果、自分の中にいる沢山の自分を客観視し、事実を記録する。または病気についての理解を深めたり分析したりする。なぜ解離性障害などに罹ってしまったのか、自分の人生について知っている人から情報を聞き出す。そういうポジションです。そういう意識がものすごく強いです。他の自分?性格?の自分が何を考えているかはわかりませんし干渉も出来ないのですが、考察することと自分の身体や心に何が起こったのか事後説明くらいは出来ます。何故か。

 

こういった病とはあくまでも漫画やアニメの設定だと思っていたのですが、本当にあるんですね。自分としても実に興味深いです。

また、そういったエンタメ的な演出をご覧になって、多重人格ってかっこいい、憧れると思っている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、それは幻想にすぎません。とてつもなく大変です。

 

私の立場から言わせてもらうと、人狼でいう胃痛ポジションです。残された市民と人狼の言い分を聞いて悩む。ですが自分に投票権があるわけではないので、永遠にお互いの主張を聞くしかないのです。

こういった表現も出来ます。恐らくポケモンでいう御三家、三すくみ状態です。

 

現時点で複数人は確実に違うタイプの自分が存在している事は認知しているのですが、とりわけ個性や主張が激しいのが3人です。

穏やかで優しい草タイプ、常にイライラしてる炎タイプ、私が水タイプと言った所でしょうか。何となくの説明で申し訳ないのですが。

 

草タイプが恐らく主人公です。炎タイプが高校生あたりから目覚めて草タイプを影からサポートしていたようですが外界に出てきてしまったようです。私はいつ生まれたのかわからないですが草と炎を見つめる仲裁ポジションの水タイプといったところでしょうか。何せポケモンには疎いので感覚で理解してもらえれば結構です。

 

自分の中で自分の意見が統一されないとは酷なものです。草がイエスといえば炎がノーと言う。その逆も然りです。また、記憶が散り散りになっていることや、いわゆる脳内会議といった意思疎通が取れないせいで一貫性がありません。何か思った事があれば各々がメモ帳に書き留めるという事にしていますが、各々の文量や書き連ねる事項が違うため難しいところではあります。

 

少し躊躇っていた治療についても、病状が悪化した関係でいよいよ向き合わないといけないと医者に相談した結果、「全員(自分の中の自分達)が治療に前向きで無い限り行うことは出来ない」と言われてしまいました。なんとかしようとは思っていますが一進一退状態です。

 

とりとめの無い文章になってしまいましたが、兎にも角にも解離性障害とはとても厄介な病気だと言うことを改めて思い知らされました。私自身不明な点が沢山あり、そのような状態であることを周囲の人達に理解してもらうのは大変難儀なものです。

 

私に何が出来るかわかりませんが、私なりにこの病気について理解を深めていこうと思っています。

 

追記:

同じような疾患を持っている方の場合、各々に名前がついている事が多いようなのですが、私達の場合そのようなものがありません。どうしても説明しなければといった際に便宜上名乗ったりはしていますが・・・。名前を持たれている方々はどのような形で自分自身を名付けているのか興味深いです。それもまたこの病気の不思議なところといった部分なのでしょうか?